HTML5 Webook
61/64

素材の特性を知りたいQAA湿度栄養空気温度70~90%         20~30度人間の食べ物等。他に、ほこりや手垢などの汚れ、接着剤等空気の流れが少なく、淀んでいる常時湿気があるサロンは、カビの格好の住処になります。カビは細菌よりも許容する環境条件が広く、少ない水分しか含んでいないナイロンなどの合成繊維でも、人の垢や皮脂を栄養分にして発生することもあり、思ってもいないところから、二次的な原因でカビは生えてきます。●カビの生える条件●カビを予防する最も簡単で有効な方法は静電気の防止方法は?QA静電気の発生を全くゼロにすることは困難なので、できるだけ静電気の発生を抑える工夫をし、次に発生した静電気を上手に逃し、不快な現象をなるべく抑えるしか方法はありません。サロンでのカビ対策は?QAカビが発生するには、温度・湿度・栄養素が揃う必要があります。これらが揃えば、どこでもカビは発生します。カビは普通湿気を好み、風呂場や台所に多く見られます。水分が7%以上含まれた場所であれば、成長してしまいます。カビは乾燥には弱いですが、低温・高温でも死滅することはなく、温度が戻れば再生して、繁殖します。髪の毛が刺さりにくく、軽くさらさらしたソフトでしなやかな肌触りで髪の毛がサラっと落ちます。コーティング加工に最適な繊維。ナイロンA髪の毛が刺さりにくく、丈夫でシワになりにくい。洗濯後の乾燥も早い。ナイロンと比較して固く、伸びが小さい(ハリ・コシのある固い風合い)。ポリエステルA丈夫でシワになりにくいポリエステルと着心地の良い綿の混紡なので、取扱が簡単です。ポリエステル 65%、綿 35%オーダーメイドは何枚から可能?QA1枚から製作可能です。生地サンプルなどもございますので、お問い合わせください。サロン内のように水や暖房を使う場所では、こまめに換気をすれば、カビの発生もある程度予防できます。通常カビは温度差には強いですが、乾燥には弱いと言われています。強制除湿を行えば、単に換気して温度を下げるよりも、カビの発生を予防するには有効といえます。ただ強制除湿は一時的な対処ですから、注意が必要です。 最近の住宅は、温度や湿度が一定に保たれているため、カビにとって居心地がよく、簡単に発生してしまいます。そして一旦根づいたカビは、抑え込むことはできても、完全に除去できません。使い終わったらすぐに掃除をして、清潔に保つことが、カビを予防するための基本です。洗濯機にも注意が必要です。カビが発生している洗濯機で洗濯するのは、カビの胞子を付けるために洗濯しているようなものです。 どうしても室内でクロスを干す機会が多いと思います。洗濯物を室内干しすると、室内の湿度が高くなり、カビが発生しやすくなりますので、室内干しする時は、エアコンや除湿機をかけて、カビが発生しないように心がけてください。○室内の湿度を50~60%位に調整すると静電気が起きにくくなります。○ナイロン・ポリエステル等の合成繊維は静電気障害が起こりやすく、特に湿度20%以下・温度25度以下の場合発生しやすくなります。○加湿器を利用したり、観葉植物等に水を与えるのも防止方法です。○柔軟剤や静電防止スプレーを使用しますと一時的に静電気の発生を防ぎます。○静電気がひどい時はスチームアイロンで生地に水分を持たせますと、静電気を抑えることができます。○最初クロスと袋の間で静電気が発生していることがあります。あまり酷い場合は一度、洗濯をしてからご使用ください。① 換気を行って、湿度や温度を下げる    ③日頃から掃除や整理整頓④室内干しの注意②エアコンや除湿専用機により、 湿気の多い季節に、強制除湿60

元のページ  ../index.html#61

このブックを見る