昨今世界中で蔓延を続ける新型コロナウイルス(COVID-19)やインフルエンザウイルスは、エンベロープウイルスに分類されます。エンベロープウイルスに分類されるウイルスは、外郭にあたるカプシドの更に外側に保護膜を持ち、この保護膜をエンベロープと呼びます。エンベロープウイルスは、この保護膜にダメージを受けると増殖力と人への感染力が低減します。Dr. Earth(R)の抗ウイルス加工は、繊維に練り込まれた銀イオン(薬剤)のはたらきでこのエンベロープにダメージを与え、繊維上のウイルスを不活性化します。
繊維上の特定のウイルスの数を減少させることを目的とした加工です。
ただし、病気の治療や予防、ウイルスの働きを抑制する目的のものではありません。
試験方法 ブラーク法
繊維製品の抗ウイルス性能試験 JIS L 1922
ウイルスの種類と宿主細胞:
・インフルエンザウイルス(H3N2、H1N1)-MDCK細胞(イヌ賢臓由来細胞)
1. 試料(0.4g)をバイアル瓶に入れ、ウイルス液0.2mlを接種し、25℃で2時間放置する(作用)。
2. SCDLP培地20mlを加え試料からウイルスを洗い出し、洗い出した液のウイルス感染価(感染性ウイルス寮)をブラーク法又はTCID50法により測定する。
抗ウイルス活性値=log(対照試料・2時間差用後感染価)-log(加工試料・2時間作用後感染価)
または
抗ウイルス活性値=log(標準布・接種直後感染価)-log(加工試料・2時間差用後感染価)
【抗ウイルス効果】
3. 抗ウイルス活性値 ≧ 2 効果あり
抗ウイルス活性値 ≧ 3 十分な効果あり
https://www.kaken.or.jp/test/search/detail/99 カケン
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