主に裁断を行なっている蟹江工場の責任者として、製品の生産状況管理から生産計画の作成、素材の発注など調達部としての役割までを一手に担っています。これだけ聞くととても大変な仕事のように思えますが、ワコウ独自のトレーサビリティー・システム「Wis_system」の導入によって、素材の仕入れから製品の出荷まで一元管理できるようになり、昔とは比べものにならないほど効率化され、生産量も大幅に増加しています。
システム化によって生産効率は各段にアップし、特に裁断工程ではパターンはすべてデータ化され、裁断時のマーキングは自動でプロッターから出力されるため、人の手でマーキングすることはなくなりました。現在蟹江工場では1日、約2,000枚以上のケープやエプロンの裁断を行っています。オペレーターは新人からベテランもいますが、難易度の高い裁断においてはベテランの力が支えています。近い将来ロボットによる裁断の自動化の計画も進んでいます。
ワコウにおける私のミッションは、如何なる状況においても常に安定した生産体制を維持すること。そのためにも「Wis_system」による効率的な原材料管理で生産数の増強を図り、機能性材料の開発にも力を注いでいくこと。またこれまで培ってきた技術や経験をもとに人材の育成にも力を注いでいくことが重要と考えています。
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